こんにちは。けろりです。
犬は意外とストレスに敏感で弱い生き物です。
犬のストレスサインに、自分の前足をずっと舐め続けるというものがありますよね。
今回は我が家で起きた一例と、専門家の実験結果をふまえた意外な解決方法のご紹介です。
トイプードルの問題行動

我が家のトイプードルの話です。
少し前に、気がつくと手の甲をびしょびしょになるまで舐めるという、問題行動が見られました。
犬が自分の前足をしつように舐めたり噛んだりを続けるのは、ストレスや不安からとよく言われています。
確かに当時私は自身の体の不調で悩んでいて、ちょっと気持ちも塞ぎ気味でした。
最近わんこを構ってあげられなかったな…と我ながら反省。

しばらく寂しくさせないように、いつもより声をかけたり、マメにお散歩へ連れて行ったり…。私なりに気を使いました。
でも手を舐めるのは、全くやめてくれませんでした。
そして、ある時ふと思ったのです。
「私が悩んで塞いでいるのが原因では?」
なので試しに、本当に悩むのをやめてみました。犬に気を使うのもやめました。
いつも通り、犬そっちのけでYouTubeを観たり、気が向いた時にだけボールを投げてあげたり。
すると…
あっけなく手を舐めるのをやめてくれました。
これってどういう事でしょうか…
犬が人の気持ちを察知する実験


ある興味深い実験があります。
ある研究者の実験です。
人は恐怖を感じた時に、血中成分が変化し、汗のニオイが変わります。
そして犬の嗅覚が発達しているのは有名な話です。
犬の嗅覚はなんと人間の1000倍から1億倍とも言われていて、犬には人の恐怖がニオイで察知できてしまうのです。
実験では犬は
●人が恐怖を感じたときの汗を嗅がせると怯え、人が嬉しいときの汗を嗅がせると機嫌が良くなる。
●犬はニオイで人の気持ちがわかり共感する。
という結果が出たそうです。
実験ではニオイですが、ニオイに限らず、人の態度や口調でも犬は同じ反応ですよね。



つまり、犬は人間の感情に共感してしまう生き物だということです。
愛犬を安心させるにはまず自分から


話をうちのトイプードルに戻します。
という事で、うちの犬がストレスを感じたのは、放っておかれた寂しさではなく、私が抱えた不安な気持ちに共感し、自分も不安になってしまったという事でしょうね。
今回の話は我が家の愛犬の一例ですが…
犬のストレスサインの原因はさまざま。特定が難しいことも多いです。
もし、愛犬のストレスに心当たりがない場合は、ご自身の感情の変化なども思い返してみてください。



意外と愛犬に心配されているのは、あなたの方かもしれませんよ!
犬は飼い主が思っている以上に飼い主を観察しています。
飼い主が本当に心穏やかに過ごしてると、愛犬もそれに共感し安心できるんです。



愛犬を安心させてあげたかったら、まずはご自身が心穏やかに、幸せに過ごしてみてくださいね!
犬が手(足)の裏をずっと舐めているときは、怪我やトゲが刺さっていたり、デキモノがかゆかったりという理由も考えられます。
手の甲を舐めているときに、ストレスからくる問題行動の場合が多いようです。
いずれにしても、一度獣医さんに診て頂いた方が安心ですね。
我が家も始めは獣医さんに相談しました。
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