こんにちは。けろりです。
前回の
日本犬はなぜ硬派?その①映画【ハチ公物語】の【秋田犬】の演技について
に引き続き、とても古い作品についてお話させていただくことをお許しください…
お若い方々は、想像力を張り巡らせてお読みください。
今回は、ドラマ「家なき子」に出ていた、リュウ役の犬についてのお話です。
ドラマ 家なき子(1994年、1995年日テレで放送)Wikipedia
家庭内暴力を受ける小学生の少女が、理不尽な環境の中でも困難に負けずに生きていく物語。
「同情するなら金をくれ!」のセリフが、新語・流行語大賞に選ばれるほどのブームになりました。
家なき子のリュウはタレント犬
このドラマの主人公の相棒犬で、出演時間も多く、とても大事な役。『リュウ』ですが…
この役を演じる犬の本名はピュンピュンと言って、立派なタレント犬。ちゃんとWikipediaにも載っています。
ピュンピュン Wikipedia
一見ちょっとワイルドな風貌ですが、メスの柴犬だそうですよ。
そして好物はさきいかとスルメ。
好物もワイルドですね!
リュウのさすがの演技
前回、ハチ公物語のハチ役の秋田犬は、日本犬特有の「飼い主以外には懐かない硬派な性格」のせいか、感情表現が乏しいのでは?と、生意気にも書かせていただきました。
ですが、ドラマ「家なき子」に出演していたリュウ。
とても生き生きした表情で、飼い主の主人公に常にピッタリ寄り添っているまるで本当の主人と飼い犬のような一体感が印象的でした。
なので、硬派な日本犬なのに!さすがタレント犬!普通の犬とは違うよな〜っと思っていました。
リュウの目的
ところがかなり後日、当時主人公の子役を演じ、大人になった安達祐実さんが、ドラマの撮影裏話で衝撃的な事実を暴露。
リュウが主人公に一心に注目し、常にそばを離れなかった理由。それは、
首から下げたがま口やオーバーオールのあちこちに、魚の干物が隠してあったから。
なんとリュウは魚のにおいに釣られて主人公に注目していたのです。
あの生き生きとした表情。常に主人に寄り添う一体感…
ちょっとやられた感…
ドッグトレーナーさんナイス!
とはいえ、そもそも同じ日本犬でも種類によって性格も異なり、秋田犬はおっとり、柴犬は活動的な子が多いようです。もちろん個々の性格は千差万別ですけどね。みんなそれぞれ個性的で魅力的ですね!
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